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花火の途中にそれやるの~? [日記]

やっとはじまった田舎の花火大会。ひゅーと火の玉がまっすぐあがって、どん! 腹わたの奥までしびれるような音が、大空にたたきつけられます。

「わぁ!」と見物人がうなる間もなく、火の粉が長い金髪のように糸をひいて落ちてきました。そこでまたうなる見物人たち。

その1発目は目のまえからあがったのですが、2発目からはそれより小ぶりのもので、すべてむこう岸からあがりました。

アナウンスで移動しろとさんざん言われていたのは、その場所に陣取っていた人たちだったのかもしれません。

数発あがったところで、私の耳元で言う知人。

「多摩川のほうがすごいね」

そういうことを言うもんじゃありません。しばらくすると、花火がやみました。またスピーカーからアナウンス。

『花火はまだつづきますが、ここでA婦人会によります、盆踊りをごらんいただきます。花火といっしょにごらんください』

すると、「やいやい、なんだなあ。そんなもんよせやあ~!」と、オヤジたちは見えない上流のステージのほうにヤジをとばします。

すると、まわりに聞こえるくらいの声でなだめるように言う、どこかのおばさん。

「婦人会の人たちだって、こんなときにやりたいよねえ。いいじゃん、やらしてやんなさいよ~」

にこにこしているおばさん。そうだよそうだよ。

オヤジたちも思わず、苦笑。まわりの空気がほのぼのしました。




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共通テーマ:日記・雑感

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