短期間のうちに変わってしまったもの [日記]
ある市販の白髪染めが安売りされていたので、いままでのものからちょっと変えてみるのもいいかと思いました。そこで、買って使ってみたら、ちょっとツーンとするニオイがしました。
そして、たった一日で前頭部が一気にはげた状態になりました。
染めたとたん、髪の毛がフニャフニャになって、かぼそくなり、ペタッと地肌にはりつくような感じになりました。
これまでこんなに髪の質が変わってしまったことがなかったので、ほんとにびっくりしました。それから一気に抜け毛がはじまりました。
あとで知ったのですが、基本的にヘアーカラーは地肌に付けないようにしないといけないんですね。知らなかった(泣)。
その商品の説明書には地肌に擦りこむようにして……みたいなことが書いてあったので、知らないとはいえ、恐ろしいことをやってしまっていたんですね。
それからすぐにそれを捨てて、いまは白髪染めを控えています。
でも、頭は薄いし、白髪も目立つし、会社や買い物に行くのもおっくうになるので、こめかみなどの部分で目立つところだけは以前使っていたもので染めています。
そして、いまはひたすら髪をていねいに洗う日々です。マッサージもていねいにやっていますし、洗髪前にしっかり水を髪に含ませるとか、シャンプーもしっかり洗い流すとか、注意深くやるようになりました。
髪が生えてくるサイクルも考えて、2~3ヶ月様子を見ていましたが、最近やっと髪にコシが出てきて、なんとかもとの髪質にむかってがんばりはじめてくれているようです。
最近知りましたが、太陽の光で染める白髪染めもありますね。あれはいいんでしょうか。
まあ、とにかくいまは髪の健康をとりもどすことだけに集中して、あれこれとひとりよがりな対策に陥らないようにしないといけませんね。
あとは運動と栄養面ですね。軽く汗をかく程度のウォーキング、さらに納豆やビタミン摂取も重要だそうです。
こちらのサイト⇒「髪がすごく抜ける男性の悩みの原因は?大量の抜け毛を減らす対処法」には、同じビタミンでも「ビタミンAのとりすぎは脱毛につながる」というような見落としがちな情報もありました。
ちゃんとチェックして正しい食事を心がけたいと思います。
一気にはげた髪、とりもどすぞ~!
そして、たった一日で前頭部が一気にはげた状態になりました。
染めたとたん、髪の毛がフニャフニャになって、かぼそくなり、ペタッと地肌にはりつくような感じになりました。
これまでこんなに髪の質が変わってしまったことがなかったので、ほんとにびっくりしました。それから一気に抜け毛がはじまりました。
あとで知ったのですが、基本的にヘアーカラーは地肌に付けないようにしないといけないんですね。知らなかった(泣)。
その商品の説明書には地肌に擦りこむようにして……みたいなことが書いてあったので、知らないとはいえ、恐ろしいことをやってしまっていたんですね。
それからすぐにそれを捨てて、いまは白髪染めを控えています。
でも、頭は薄いし、白髪も目立つし、会社や買い物に行くのもおっくうになるので、こめかみなどの部分で目立つところだけは以前使っていたもので染めています。
そして、いまはひたすら髪をていねいに洗う日々です。マッサージもていねいにやっていますし、洗髪前にしっかり水を髪に含ませるとか、シャンプーもしっかり洗い流すとか、注意深くやるようになりました。
髪が生えてくるサイクルも考えて、2~3ヶ月様子を見ていましたが、最近やっと髪にコシが出てきて、なんとかもとの髪質にむかってがんばりはじめてくれているようです。
最近知りましたが、太陽の光で染める白髪染めもありますね。あれはいいんでしょうか。
まあ、とにかくいまは髪の健康をとりもどすことだけに集中して、あれこれとひとりよがりな対策に陥らないようにしないといけませんね。
あとは運動と栄養面ですね。軽く汗をかく程度のウォーキング、さらに納豆やビタミン摂取も重要だそうです。
こちらのサイト⇒「髪がすごく抜ける男性の悩みの原因は?大量の抜け毛を減らす対処法」には、同じビタミンでも「ビタミンAのとりすぎは脱毛につながる」というような見落としがちな情報もありました。
ちゃんとチェックして正しい食事を心がけたいと思います。
一気にはげた髪、とりもどすぞ~!
うしろの人のちょっといい話 [日記]
前回の続きです。「いろんな存在が見える」人が言いました。花火大会のかえりに親族がおりた駅。みんなが歩いているうしろからついてきた存在がいる、と。
本人はづづけます。
「でもほんと、いやな感じじゃないの。あのとき、親族が歩いていてそういう血縁の自然な流れっていうのかな、そういう中にいてすごく自然な人だったの」
はっとする私。
「お父さんだ!どんな服だった?」
彼女は父の顔を知りません。
「そんなのまで見えないよ。輪郭とか雰囲気くらいしか、わからないの。でもそうね、和服着てるみたいだったかなあ。こう、前の襟が合わさってる感じ」
「お父さんだ!和服も好きだったもの。歳は50くらいでしょ?」
「うん。でも、あの人とはちがうしなあ」
「えっ? あの人って、またどっかで見たの?」
「ここで」
絶句。
彼女が言います。
「今日じゃなくて、私が泊まった晩。あなたがほかの部屋にいたとき、私のいた部屋へすーっと入ってきたの。その人、私を見てね、ベッドから見える廊下のとこで正座したの。それで私になにか言おうとしたんだけど、そのときあなたが、あっちのドア開けて入ってきたの。そうしたら、消えちゃった」
「消えた?なんで?それへんじゃん」
「そんなこと言われても私はしらないの」
「で、どんな感じだった?」
「そうね、歳は40すぎてるわね。髪はオールバック気味の輪郭に感じたけど」
息をのみました。
「それがお父さんだ……じゃあ、駅のはもしかしたら平吉おじちゃんかもしれない」
お盆にお墓参りをした、おばちゃん(母の姉)の旦那さんです。『血縁の自然な流れのなかにいる人』といえば、年齢的に男性はあの人しかいません。
お父さんが亡くなってからも私をかわいがってくれた人でした。歳は60歳くらいで亡くなっています。
「そういえばそのくらいの歳だったかなあ」
彼女がつぶやきました。
やっぱりお盆って、みんなかえってくるのかもしれませんね。
本人はづづけます。
「でもほんと、いやな感じじゃないの。あのとき、親族が歩いていてそういう血縁の自然な流れっていうのかな、そういう中にいてすごく自然な人だったの」
はっとする私。
「お父さんだ!どんな服だった?」
彼女は父の顔を知りません。
「そんなのまで見えないよ。輪郭とか雰囲気くらいしか、わからないの。でもそうね、和服着てるみたいだったかなあ。こう、前の襟が合わさってる感じ」
「お父さんだ!和服も好きだったもの。歳は50くらいでしょ?」
「うん。でも、あの人とはちがうしなあ」
「えっ? あの人って、またどっかで見たの?」
「ここで」
絶句。
彼女が言います。
「今日じゃなくて、私が泊まった晩。あなたがほかの部屋にいたとき、私のいた部屋へすーっと入ってきたの。その人、私を見てね、ベッドから見える廊下のとこで正座したの。それで私になにか言おうとしたんだけど、そのときあなたが、あっちのドア開けて入ってきたの。そうしたら、消えちゃった」
「消えた?なんで?それへんじゃん」
「そんなこと言われても私はしらないの」
「で、どんな感じだった?」
「そうね、歳は40すぎてるわね。髪はオールバック気味の輪郭に感じたけど」
息をのみました。
「それがお父さんだ……じゃあ、駅のはもしかしたら平吉おじちゃんかもしれない」
お盆にお墓参りをした、おばちゃん(母の姉)の旦那さんです。『血縁の自然な流れのなかにいる人』といえば、年齢的に男性はあの人しかいません。
お父さんが亡くなってからも私をかわいがってくれた人でした。歳は60歳くらいで亡くなっています。
「そういえばそのくらいの歳だったかなあ」
彼女がつぶやきました。
やっぱりお盆って、みんなかえってくるのかもしれませんね。
私のうしろにいたひと [日記]
前回の田舎の花火大会の晩のお話です。ちょうどそのときはお盆でした。夜の8時をすぎた頃、知人と軽くお酒を飲んでいました。
すると、ふいに知人が言ったのです。
「あ、そうそう。私あなたに言いわすれてたことがあったの」
「なに?」
私をじっと見て、ことばをためました。ピンときました。
「なに、また見たの?」
「うん」
彼女は「いろんな存在が見える」人です。おっかなびっくりの私をおもしろそうに見る知人。
「いつ?」
「きょう」
「きょう!? どこで!? ここー!?」
話を聞いてみれば、花火大会のかえりに、みんなでおりた駅で見たそうです。ビクビクして聞く私。
「花火大会から連れてきちゃったってこと?」
「うーん、そうじゃないの。っていうより、なんか自然な感じっていうのかなあ。ほら、駅のかえり、道がほそいからみんなが一列になって歩いたところあったじゃない。あそこで見たの、50歳くらいの男のひと。あなたのうしろについてきてたの」
うえっ、と声をあげる私。
「でもね、ちがうのよ。なんていうのかな、そのひと、そこにいるのが自然みたいだった。あなたのうしろに歩いてるのが自然な関係のひとっていうのかな。違和感がまったくないの。おだやかないい気が伝わってきたの。よく見えなかったけど、私のほうを見て、にこっと笑ったかもしれない」
おいおい。それはいったい……。
次回、推理の模様をお伝えします。
すると、ふいに知人が言ったのです。
「あ、そうそう。私あなたに言いわすれてたことがあったの」
「なに?」
私をじっと見て、ことばをためました。ピンときました。
「なに、また見たの?」
「うん」
彼女は「いろんな存在が見える」人です。おっかなびっくりの私をおもしろそうに見る知人。
「いつ?」
「きょう」
「きょう!? どこで!? ここー!?」
話を聞いてみれば、花火大会のかえりに、みんなでおりた駅で見たそうです。ビクビクして聞く私。
「花火大会から連れてきちゃったってこと?」
「うーん、そうじゃないの。っていうより、なんか自然な感じっていうのかなあ。ほら、駅のかえり、道がほそいからみんなが一列になって歩いたところあったじゃない。あそこで見たの、50歳くらいの男のひと。あなたのうしろについてきてたの」
うえっ、と声をあげる私。
「でもね、ちがうのよ。なんていうのかな、そのひと、そこにいるのが自然みたいだった。あなたのうしろに歩いてるのが自然な関係のひとっていうのかな。違和感がまったくないの。おだやかないい気が伝わってきたの。よく見えなかったけど、私のほうを見て、にこっと笑ったかもしれない」
おいおい。それはいったい……。
次回、推理の模様をお伝えします。
花火の途中にそれやるの~? [日記]
やっとはじまった田舎の花火大会。ひゅーと火の玉がまっすぐあがって、どん! 腹わたの奥までしびれるような音が、大空にたたきつけられます。
「わぁ!」と見物人がうなる間もなく、火の粉が長い金髪のように糸をひいて落ちてきました。そこでまたうなる見物人たち。
その1発目は目のまえからあがったのですが、2発目からはそれより小ぶりのもので、すべてむこう岸からあがりました。
アナウンスで移動しろとさんざん言われていたのは、その場所に陣取っていた人たちだったのかもしれません。
数発あがったところで、私の耳元で言う知人。
「多摩川のほうがすごいね」
そういうことを言うもんじゃありません。しばらくすると、花火がやみました。またスピーカーからアナウンス。
『花火はまだつづきますが、ここでA婦人会によります、盆踊りをごらんいただきます。花火といっしょにごらんください』
すると、「やいやい、なんだなあ。そんなもんよせやあ~!」と、オヤジたちは見えない上流のステージのほうにヤジをとばします。
すると、まわりに聞こえるくらいの声でなだめるように言う、どこかのおばさん。
「婦人会の人たちだって、こんなときにやりたいよねえ。いいじゃん、やらしてやんなさいよ~」
にこにこしているおばさん。そうだよそうだよ。
オヤジたちも思わず、苦笑。まわりの空気がほのぼのしました。
「わぁ!」と見物人がうなる間もなく、火の粉が長い金髪のように糸をひいて落ちてきました。そこでまたうなる見物人たち。
その1発目は目のまえからあがったのですが、2発目からはそれより小ぶりのもので、すべてむこう岸からあがりました。
アナウンスで移動しろとさんざん言われていたのは、その場所に陣取っていた人たちだったのかもしれません。
数発あがったところで、私の耳元で言う知人。
「多摩川のほうがすごいね」
そういうことを言うもんじゃありません。しばらくすると、花火がやみました。またスピーカーからアナウンス。
『花火はまだつづきますが、ここでA婦人会によります、盆踊りをごらんいただきます。花火といっしょにごらんください』
すると、「やいやい、なんだなあ。そんなもんよせやあ~!」と、オヤジたちは見えない上流のステージのほうにヤジをとばします。
すると、まわりに聞こえるくらいの声でなだめるように言う、どこかのおばさん。
「婦人会の人たちだって、こんなときにやりたいよねえ。いいじゃん、やらしてやんなさいよ~」
にこにこしているおばさん。そうだよそうだよ。
オヤジたちも思わず、苦笑。まわりの空気がほのぼのしました。
ガーガー言うアナウンス [日記]
ある地方の花火大会。これからはじまるというときに流れたアナウンスです。
『○○橋の下流のみなさ~ん、至急移動してください!花火があげられません!移動してください!』
見物人たちはどこが○○橋なのかわからず、キョロキョロ。ここも橋のそばなのです。女性の声はさらにとがってひびきます。
『みなさんが待っていらっしゃるんです!花火があげられないんです、移動してください!』
見物人たちはいらいらしてきました。
「なんだよ。どこだよ?!」「ここじゃねえよなあ、まさか……」「はやくどいてやれよ」などと、だれかれともなく声をあげます。
私はやっぱり会場整理の人間がこないことだし、やっぱりここじゃないだろうと確信をもちました。
うるさいアナウンスへの怒りが高じてきたようで、こんな声も。
「アナウンスでガーガー言うのは逆効果だよ。いい大人がスピーカーでああしろ、こうしろって言われたらおもしろくないにきまってるよ。これじゃ運動会の練習で、先生が生徒をおこってるようなもんだ」
それはそうだけど。さらに、私たちのすぐそばにいた、女性連れの30歳くらいの男性が、あたりに聞こえるように言います。
「いまさらそんなこと言うのがおかしいんだよ!最初から入っちゃだめなところは『立ち入り禁止』の立て札立てて、ロープでかこっときゃいいんだよ!」
男性のほうを見ながら、あるいは見ずに、うんうんと同意しているまわりの人々。
十分ほどして、ふいにいままでのことがなかったような明るさで、女性のアナウンサーの声が響きました。
『おまたせいたしました、それでは花火大会のはじまりです! 』
「おおっ~!」と、やけくそぎみの歓声と拍手があがりました。
『○○橋の下流のみなさ~ん、至急移動してください!花火があげられません!移動してください!』
見物人たちはどこが○○橋なのかわからず、キョロキョロ。ここも橋のそばなのです。女性の声はさらにとがってひびきます。
『みなさんが待っていらっしゃるんです!花火があげられないんです、移動してください!』
見物人たちはいらいらしてきました。
「なんだよ。どこだよ?!」「ここじゃねえよなあ、まさか……」「はやくどいてやれよ」などと、だれかれともなく声をあげます。
私はやっぱり会場整理の人間がこないことだし、やっぱりここじゃないだろうと確信をもちました。
うるさいアナウンスへの怒りが高じてきたようで、こんな声も。
「アナウンスでガーガー言うのは逆効果だよ。いい大人がスピーカーでああしろ、こうしろって言われたらおもしろくないにきまってるよ。これじゃ運動会の練習で、先生が生徒をおこってるようなもんだ」
それはそうだけど。さらに、私たちのすぐそばにいた、女性連れの30歳くらいの男性が、あたりに聞こえるように言います。
「いまさらそんなこと言うのがおかしいんだよ!最初から入っちゃだめなところは『立ち入り禁止』の立て札立てて、ロープでかこっときゃいいんだよ!」
男性のほうを見ながら、あるいは見ずに、うんうんと同意しているまわりの人々。
十分ほどして、ふいにいままでのことがなかったような明るさで、女性のアナウンサーの声が響きました。
『おまたせいたしました、それでは花火大会のはじまりです! 』
「おおっ~!」と、やけくそぎみの歓声と拍手があがりました。
花火のアナウンス [日記]
ある地方の花火大会での出来事です。
『おまたせいたしました。ただいまより、花火をうちあげます』
アナウンスが入りました。「おおっ~!」と早くもお酒が入ったオヤジの大歓声と拍手が、うねりのように堤防をゆらします。
が、すぐにまたスピーカーから呼びかけがありました。
『○○橋の下流のみなさん、これから花火を打ちあげますので、至急上流に移動してください。花火があがるのでたいへん危険です』
まわりがざわざわしました。「はあ?○○橋ってどこだい?」「ここじゃないよね?」などと、あちこちでザワザワ。
私もまわりを見まわしました。なんという名前の橋か知りませんが、ちょうど橋がそばにあるのです。
しかも、自分たちがいる場所は下流……。知人がけげんな顔で私に訊きます。
「ねえ、ここじゃない?」
私だって初めてですから知りません。
「さあ……でも、みんな動こうとしないし。たぶん地元のひとはここがそのなんとか橋じゃないって知ってるから、動かないんじゃないの?」
「ああ、そうかも」
納得したのかしないのか、知人は沈黙。ところが、アナウンスの口調はさらに神経質に。
『○○橋の下流のみなさーん、至急上流に移動してください! みなさんが移動していただかないと、花火を打ちあげられないんです! 至急移動してください。みなさん、花火を楽しみに待っていらっしゃいます。至急移動してください!』
知人がうろたえて私を見ます。
「ここじゃないよね?」
私は首をひねるしかありません。
「ここじゃないと思うけど……ここなら、そろそろ警察とか係のひとが、拡声器とかもって誘導にくるんじゃないかな……ちっともこないじゃん」
とりあえず、うなずく知人。さて、どうなるのやら。
『おまたせいたしました。ただいまより、花火をうちあげます』
アナウンスが入りました。「おおっ~!」と早くもお酒が入ったオヤジの大歓声と拍手が、うねりのように堤防をゆらします。
が、すぐにまたスピーカーから呼びかけがありました。
『○○橋の下流のみなさん、これから花火を打ちあげますので、至急上流に移動してください。花火があがるのでたいへん危険です』
まわりがざわざわしました。「はあ?○○橋ってどこだい?」「ここじゃないよね?」などと、あちこちでザワザワ。
私もまわりを見まわしました。なんという名前の橋か知りませんが、ちょうど橋がそばにあるのです。
しかも、自分たちがいる場所は下流……。知人がけげんな顔で私に訊きます。
「ねえ、ここじゃない?」
私だって初めてですから知りません。
「さあ……でも、みんな動こうとしないし。たぶん地元のひとはここがそのなんとか橋じゃないって知ってるから、動かないんじゃないの?」
「ああ、そうかも」
納得したのかしないのか、知人は沈黙。ところが、アナウンスの口調はさらに神経質に。
『○○橋の下流のみなさーん、至急上流に移動してください! みなさんが移動していただかないと、花火を打ちあげられないんです! 至急移動してください。みなさん、花火を楽しみに待っていらっしゃいます。至急移動してください!』
知人がうろたえて私を見ます。
「ここじゃないよね?」
私は首をひねるしかありません。
「ここじゃないと思うけど……ここなら、そろそろ警察とか係のひとが、拡声器とかもって誘導にくるんじゃないかな……ちっともこないじゃん」
とりあえず、うなずく知人。さて、どうなるのやら。
老人ホーム [日記]
「団塊の世代」の人たちのなかには、「アクティブシニア」とか「デジタルシニア」と呼ばれる人が多くなっているそうですね。
情報感度が高く、多趣昧な人。消費や財テクにも積極的で、ロコミによる情報発信力も高い人たちです。
そして、デジタル系の人たちだからこそ、価値観や満足感が多様化していて、個々のニーズがつかみにくいのだとか。
お金のある人とない人では、まるでちがう人生ですよね。さらに、お金のある人でもそこそこの老人ホームでいいという人もいれば、至れり尽くせりのホテルサービスのような高級老人ホームじゃなきゃイヤだ、という人もいます。
そういう人のなかには、自分のこれまで生きてきたプライドがジャマをして、複数の人との生活に溶け込めないで孤立してしまう人もいるようです。
世代が変わるにつれて個人主義は浸透してますから、もっとみんなのクセは強くなる気がします(笑)。
そうなったとき、ヘルパーさんもとうとう「やってられないよ」と言い出して、ロボットを頼りにするしかないのかも。
介護サービスも変わりました。いまは買い物にもヘルパーさんがついてきて、いろいろ介助しています。
でも、これはいいけど、これはダメと介護保険適用の範囲は厳密です。
掃除もその人の部屋ならいいけど、ほかの家族の部屋はダメだとか、あるようですね。
情報感度が高く、多趣昧な人。消費や財テクにも積極的で、ロコミによる情報発信力も高い人たちです。
そして、デジタル系の人たちだからこそ、価値観や満足感が多様化していて、個々のニーズがつかみにくいのだとか。
お金のある人とない人では、まるでちがう人生ですよね。さらに、お金のある人でもそこそこの老人ホームでいいという人もいれば、至れり尽くせりのホテルサービスのような高級老人ホームじゃなきゃイヤだ、という人もいます。
そういう人のなかには、自分のこれまで生きてきたプライドがジャマをして、複数の人との生活に溶け込めないで孤立してしまう人もいるようです。
世代が変わるにつれて個人主義は浸透してますから、もっとみんなのクセは強くなる気がします(笑)。
そうなったとき、ヘルパーさんもとうとう「やってられないよ」と言い出して、ロボットを頼りにするしかないのかも。
介護サービスも変わりました。いまは買い物にもヘルパーさんがついてきて、いろいろ介助しています。
でも、これはいいけど、これはダメと介護保険適用の範囲は厳密です。
掃除もその人の部屋ならいいけど、ほかの家族の部屋はダメだとか、あるようですね。
タグ:老人ホーム
お金を出す、出さないでもめる [日記]
母は自分の姉妹とお金を出す、出さないでよくもめます。出したくないのではなく、おたがいに「自分が出す!」といってムキになるんです。私からすればどうでもいいと思うんですが。
たとえば、いっしょに出かけてなにかを払うとき、だれよりも先へいこうとする長女。あわてる次女の母。遅れをとったのがくやしくて、私に助けを求めます。
母「あんた出して!おばちゃんに出させないようにして!」
と私にお金をわたそうとします。「私が出すからいいよ」と言っているうちに長女はもっと進んでいます。
母「あ、はやくはやく!」
なにかの一大事のように母がまた私に声をかけます。私はいらいらしてこたえます。「わかってる! お母さんがぐちゃぐちゃ話しかけるから遅くなるんでしょ!」
こんな感じです。で、そこで自分が払えないと、次にまた競争。
「帰りの切符はあたしが!」と切符売り場に突進する母。とっさに母をふさぐ長女。
長女「このまえ、いろいろ出してもらったんだから、あんた、いいから!そんなのいいの、やめてほんとに!」
売り場のまえで、長女と母はおたがいの財布から出させないように、ひったくり合いをはじめます。どうしていいかわからず、その場にかたまっているわけにはいきません。
いそぐひとの波をふたりがとめているのです。いらいらした表情がまわりにいたカップルにうかんだのを見て、私は力づくでふたりをひきはがします。
「いいよ、お母さん!おばちゃんも!まわりにめいわくだよ。もう私が払ったから!」
たとえば、いっしょに出かけてなにかを払うとき、だれよりも先へいこうとする長女。あわてる次女の母。遅れをとったのがくやしくて、私に助けを求めます。
母「あんた出して!おばちゃんに出させないようにして!」
と私にお金をわたそうとします。「私が出すからいいよ」と言っているうちに長女はもっと進んでいます。
母「あ、はやくはやく!」
なにかの一大事のように母がまた私に声をかけます。私はいらいらしてこたえます。「わかってる! お母さんがぐちゃぐちゃ話しかけるから遅くなるんでしょ!」
こんな感じです。で、そこで自分が払えないと、次にまた競争。
「帰りの切符はあたしが!」と切符売り場に突進する母。とっさに母をふさぐ長女。
長女「このまえ、いろいろ出してもらったんだから、あんた、いいから!そんなのいいの、やめてほんとに!」
売り場のまえで、長女と母はおたがいの財布から出させないように、ひったくり合いをはじめます。どうしていいかわからず、その場にかたまっているわけにはいきません。
いそぐひとの波をふたりがとめているのです。いらいらした表情がまわりにいたカップルにうかんだのを見て、私は力づくでふたりをひきはがします。
「いいよ、お母さん!おばちゃんも!まわりにめいわくだよ。もう私が払ったから!」